
校正ツール:office_Wordの基本的な使い方
今では有料の校正ツールもいくつかありますが、ワードでも文章の校正校閲ができます。office系のソフトはパソコンにほぼインストールされていると思うので、実質無料の校正ツールです。
カスタマイズ次第では、ネット上にある無料の校正ツールよりも精度ははるかに高くなってきます。
Wordの3つの知識だけ知っていれば大丈夫
1:赤の波線と青の二重線の意味
▼ 文の下に表示される「赤の波線」と「青の二重線」
■ ワードの画面です。
・赤の波線 → 誤字脱字などの可能性が高い箇所
・青の二重線 → 表現のおかしなところや表記が不揃いだと思われる箇所
▼ 「赤の波線」と「青の二重線」を表示させる方法
■「ファイル」タブ⇒「その他」⇒「オプション」⇒「文章校正」へと進みます。
下記赤枠内にチェックを入れます。
これだけで、赤の波線と青の二重線が表示されるようになります。
2:校閲機能
▼ 「校閲」機能
「校閲」タブを選択すると「スペルチェックと文章校正」(青枠)があります。
ここをクリックすると、画面右側(緑枠)に文章校正の結果が表示されます。
指摘理由も表示されるので便利です。
3:文章のスタイルの設定
▼ 「文章のスタイル」の設定
● 3-1
「ファイル」タブ⇒「その他」⇒「オプション」⇒「文章校正」へ進みます。
『文章のスタイル』の『設定』から詳細な校正項目を設定することができます。
● 3-2
「文章校正の詳細設定」の画面が表示されます。
● 3-3
「文章校正の詳細設定」では、大きく分けて4つの設定が可能です。
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1.誤りのチェック
2.表現の推敲
3.表記の揺れ
4.表記の基準
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これらに設定を加えるだけで、Wordの校正レベルを格段に高めることができます。
校正したいと思う項目にチェックを入れます。
▼「文章校正の詳細設定」の一覧です。
不安の解消とブラッシュアップ
このようにWordの校正レベルを高めることにより、ケアレスミスや英単語のスペルミスなどはある程度軽減できます。残念ながら、100%間違いを見つけてくれるほど精度は高くありませんが、やるとやらないとでは大きな違いです。
※現在市販の有料の校正ツールでも100%間違いを見つけることは不可能です。
文章を作成する機会が多い人にとっては必須の機能です。ひと手間加えるだけで、文章の精度は向上します。
さすがにプロの校正者には敵いませんが、入力ミスの不安の解消と文章のブラッシュアップには確実に繋がります。ぜひ一度お試しください。