間違い

校正・校閲で見落としがちな英単語

どんなことでも簡単だと思ってしまった瞬間から、気の緩みが生まれ、間違いに繋がります。
『これで大丈夫だろう』と思い込みが、ケアレスミスを発生させてしまいます。

校正をしていても「どうしてこんな簡単な文字が?」というような間違いは頻繁に目にします。
逆に、難しい漢字や熟語になってくると、ちゃんと慎重に調べるので、間違いが少ない傾向にあります。

この現象は、日本語だけでなく、英語でもそうです。特に、日本語の校正をしていて出てくる英単語は、比較的簡単なものが多いです。

当たり前のことですが、日本語の印刷物のターゲットは日本人なわけですから、難解な英単語が出てくるほうがおかしいです。

誰でも知っているような簡単な英単語がゆえに『間違うはずがないだろう』と思いこんでしまいます。

そこが大きな落とし穴です。

後述する例は、あくまで校正の現場でよく見られる英単語の間違いです。
・よく似ていて混同してしまう
・発音に惑わされてスペルを間違ってしまう
というものがほとんどですが、

・知識として知っておかないと間違えてしまう

というものもありますので注意しておきましょう。

カレンダー校正で、よく見られる間違い

スペルミス
calender   →   calendar (カレンダー)


混同

date(日)   ⇔   data(データ)
week(週)    ⇔    weak(弱い) 


季節(スペルミス)

  spring
  summer
  autumn(英)= fall(米)
  winter
※「autumn」が「autamn」になっているスぺルミスが圧倒的に多いです。


月(省略時の間違い)

1月  January   ⇒ Jan.
2月  February    ⇒ Feb.
3月  March     ⇒ Mar.
4月  April     ⇒ Apr.
5月  May      ⇒ May  ←省略していないのでピリオドは不要
6月  June     ⇒ Jun.( Juneも可)
7月  July       ⇒ Jul. (Julyも可)
8月  August    ⇒ Aug.
9月  September   ⇒ Sep.(Sept.も可)
10月  October    ⇒ Oct.
11月  November   ⇒ Nov.
12月  December  ⇒ Dec.

※「May.」と省略時のピリオドが、他の月につられて入っていることが多いです。
「Mayは省略されていないのでピリオドは不要」と覚えておきましょう。

会社案内や会社概要で、よく見られる間違い

スペルミス
campany        →   company(カンパニー)
pablish      →   publish(パブリッシュ)
prodact        →   product(プロダクツ)
manegement  →   management(マネージメント)


混同

corporation(会社)  ⇔ cooperation(協力)

ファッション系で、よく見られる間違い

混同
hanger(洋服に使うハンガー) ⇔ hangar(格納庫)
wear(身につけている、着用している) ⇔ ware(製品)


使い分け

単数   複数   単数所有格  複数所有格
lady      ladies    lady's     ladies'
man     men     man's     men's
woman    women    woman's     women's
⇒「ladies'」のアポストロフィーの位置に注意。
レディーズウェアは「ladies' wear」が正。
「ladie's wear」になっていることが多い。

要注意の単語
1.Jacguard → Jacquard(ジャカード)生地の模様や柄の名称
2.読みは、「ジャード」でなく「ジャード」が正
3.手書き赤字の「」を「g」と見間違えやすい
⇒スペル、読み、赤字の3つで間違えやすいので要注意。

その他

その他
Andoroid   ⇔  Android(アンドロイド)
desighn     ⇔  design(デザイン)
degital         ⇔  digital(デジタル)
copylight   ⇔  copyright(コピーライト)

やってはいけないこと

間違えやすい英単語は、集めれば何百個とありますが、全部覚える必要は全くありません。
自分が校正する媒体で、使われやすい英単語さえ覚えておけば大丈夫です。

市販の辞書をわざわざお金を出して買う必要などなく、自分が携わるカタログや雑誌などを手に取り、パラパラとめくってよく出る英単語をピックアップしていけば、自分専用の素晴らしい辞書ができあがります。

間違っても、使う可能性の低い英単語を覚えるのはやめましょう。
まずやることは、自分の周りで起こった英単語の間違いをまとめていき、次に、自分の周りで間違いが起こりそうな英単語をまとめていくことです。