校正・校閲の単価や料金相場~コスパのいい校正部門の管理・運営

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校正・校閲の単価や料金相場

こちらの記事は、「校正・校閲の単価や料金相場~外注時の見積もりまで」の続きになります。
前回は、派遣会社・校正会社についてまとめてみました。

前回の要約

■ 派遣社員・校正会社からの出張校正の時間単価
  都内だとおおよそ、2500±150円
  ※校正者の経験年数・交通費によって変動する

■ 校正会社に直接持ち込んで校正を依頼する場合
  出張校正より、若干だが支払う金額は安くなる傾向にある

校正者は、派遣会社・校正会社にいる方ばかりではないので、
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フリーランス
アルバイト
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などのケースも見ていきたいと思います。

1. フリーランスの単価や料金相場

フリーランスの場合、派遣社員や校正会社からの出張校正と違い、派遣元の会社へ支払うマージンがない分、費用は抑えられます。おおよそですが、派遣会社・校正会社よりも、3~4割ぐらいのコスト圧縮が見込めます。

ですが、スキルの高い方になると、時間給換算で3000円以上になってくる場合もあります。キャリアによる単価の値幅は、派遣会社・校正会社などと比較しても、断トツに大きいです。

また、フリーランスの方と仕事をする際に注意すべきことは、スケジューリングです。

フリーランスの方は、仕事を掛け持ちしていることが多く、時間の読めない仕事・突発的な仕事を依頼するのが難しい面があります。さらに、個人のためキャパも限られてきます。

逆にいえば、時間の読める仕事、一人でもできる分量の仕事は、フリーランスの方にお願いするのが最適だといえます。

一番は、専属のフリーランスの方を見つけることですが、そう都合よく出会えるものでもありません。優秀なフリーランスは、既にどこかの会社と仕事をしているケースが多いからです。

2. アルバイトの単価や料金相場

アルバイトでの採用は、一番費用を安く抑えられます。

アルバイトの時間単価の目安

都内なら、1,000~1,600円の幅に収まってくると思います。
平均すれば、おおよそ1,000~1,200円になります。

アルバイトの時間単価は、
大手3社の求人サイトで調べればすぐにわかります。
 > タウンワーク
 > フロム・エーナビ
 > フロム・エーナビ(未経験用)
 > バイトル

単価だけ知りたいという方は、Googleで検索したほうが早いです。
 > 校正 アルバイト 東京 時給
 > 校正 アルバイト 大阪 時給
 (※Googleの検索結果に飛びます)

他に知りたい地域があれば「東京」「大阪」の部分を知りたい地域に変えてみてください。

3. アルバイト採用は、経験者 or 未経験者?

アルバイト採用でも「経験者」と「未経験者」は完全にわけて考えなくてはいけません。

アルバイトを募集する際は、採用側の条件(時給・経験年数・雇用期間など)に見合った人材を募集できることができます。「経験者」は即戦力なのでそれなりの時給が必要です。

ただ、募集をかけても応募があるかは、条件とタイミング次第です。そのため、安定して人材を確保したいのであれば「未経験者」の採用も選択肢に入れておいたほうがよいです。

これからは、益々人材確保の難しい状況が予想されるので、多方面から人材を集められるよう準備しておく必要があります。継続して人材を確保できる体制が整っていると、品質の安定も見込めるので、メリットは非常に大きいです。

未経験者の研修期間を1~2か月としても、派遣社員を継続的に雇うより、4~5か月ほどで研修コストは回収できます。未経験者だと、比較的人材も集まりやすいです。

長期雇用を考えているなら、派遣社員を2人雇う費用で、アルバイトを3人雇えます。
※ただし、「未経験者」採用でも経験を積めば「経験者」となるので、数か月後の昇給は考えておかないといけません。

未経験者のアルバイト採用にあたって

未経験でのアルバイト採用は、できれば校正の資格保持者が望ましいです。日本エディタースクールになら、有資格者・在校生に「無料」で募集をかけることができます。

【 未経験者を採用するときの注意点 】

社内に研修体制が整っているか、そのノウハウを持った人材がいるかが重要になってきます。

育成環境が整っていないと、

研修期間に時間がかかる
すぐ辞めてしまう

などの可能性が高く、想定以上のコストがかかってしまいます。
(※支払う賃金だけがコストではなく、教育する労力もコストです。)

4. コスパのいい校正部門の管理・運営

派遣会社・校正会社・フリーランス・アルバイトの単価や相場からみて、一番コスパのいい校正部門の管理・運営の組み合わせを考えてみます(※専属のフリ―ランスは除いています)。

コスパのいい校正部門の管理・運営

1. 単発の校正・定期的に発生する校正物なら

 1位.フリーランス
 2位.校正会社(持ち込み)

2. 短期雇用(2か月程度)

 1位.経験者のアルバイト
 2位.校正会社(出張校正)
 3位.派遣社員
 (※2位と3位の差は、手続きの煩わしさの差だけです)

3. 中期雇用(半年未満)なら

 1位.経験者のアルバイト
 2位.校正会社(出張校正)
 3位.派遣社員
 (※2位と3位の差は、手続きの煩わしさの差だけです)

4. 長期雇用(半年以上)なら

 1位.有資格者の未経験のアルバイト(※研修体制が整っている前提)
 2位.経験者のアルバイト

おわりに[品質の安定

長期的に、校正部門の管理・運営を安定させていきたいなら、人材を育てられる環境を作っておくことがベストです。

継続して人材を確保できる体制が整っているということは、品質の安定にもつながってきます。見方を変えれば、品質の安定している会社は、人や教育を大切にしているということになります。

長期的に見れば、品質だけでなく、コスト削減も可能になってきます。