校正校閲の練習問題

校正・校閲向け練習問題

校正・校閲向けの練習問題の8回目となります。

宝島社 InRed(インレッド)より一部内容を改変しての出題になります(※宝島社様のご厚意により練習問題の素材としてのみ使用許可をいただいております)。

『InRed』2020年3月号(宝島社)

  2020年2月7日 (金) 発売
 【公式サイトInRed 

今回の練習問題は「校正内容を考える」という問題です。

「校正(校閲含む)してください」と言われた場合、
自分なら「どこに気を付けて校正していくか?」というものです。

人によって、見るポイントややり方は違ってきますので正解は一つではありません。
頭の体操みたいな感じで取り組んでみてください。

宝島社 InRed(インレッド)3月号_P.44の一部を改変しての出題になります

練習問題 問題

【問題】

Q.「どこに気を付けて校正していきますか?」


練習問題 解答例

【解答例】
便宜上、解答例としていますが『こういう考え方もあるのか』という目線で見ていってください。

▼ 校正手順
いきなり『素読みからする』という人は少ないかと思います。まずは体裁面やお決まりの確認項目から潰して、それから素読みに入るほうが集中できると思います。

素読みから先にすると、文章以外の間違い(体裁など)があったときに、そこに気を取られてしまうからです。できれば、素読みは最後にしたほうがいいでしょう。


▼ 確認項目

(1)人名の確認(赤枠)
公式のプロフィールページで漢字が正しいかを調べます。

(2)QRコードの読み込みチェック(青枠)
QRコードの入れ間違いはよくあります。小さすぎたり、適度な余白が周りにないと読み込めない場合があります。

(3)リンクチェック(緑枠)
リンクが多いなら、校正ゲラのPDFをもらい、それで検索した方が早いです。

(4)次号の内容がこれでいいのか(担当者などに)確認(紫枠)
ここは人によって大きく分かれるかもしれません。
・ここに入っている文章を正とするのか?
・次号の内容を確認できる材料を用意してもらうのか?

(5)体裁の確認
・パッと見て、見出し系の文字は赤色になっていることが分かります。
 文字色もちゃんと区別されているので問題ありません。
・フォントの一部は明朝系ですが、それ以外はゴシック系で統一されています。
・級数や太字の設定も違和感のあるものは特にありません。
・左の段と右の段で、高さ(位置)も揃っています。
・文章も左ソロエで統一されています。

(6)素読み
「NEXT ISSUE」は簡単な単語ですが、辞書でのチェックを忘れずに。

練習問題 応用

実際、このような内容の校正は、前述した校正項目をすべてやる必要はありません。文章を読めば分かると思いますが、次月号の説明文で定型文だと分かります。

ということは、過去号にも同じ文章が掲載されているはずです。定期物件だと、過去号からの流用ということはよくあります。なので、過去号を入手して、それと照合するほうが手っ取り早いです。


▼ 
注意すべきこと

校正の依頼者が、すべての校正材料を用意してくれているとは限りません。
依頼者も人間ですから、モレは必ずあります。言われた通りのことを鵜呑みにして、校正しているだけではいけません。校正者側からも、アラートを出す必要があります。

「ここの原稿が足りていないようなので用意してもらえますか?」
「ここも校正したほうがいいですか?」
などの確認は、仕事上当然のことです。

ですが、この手の確認ができない人は意外と多いです。
また、依頼する側も校正任せにしている人が非常に多いので、手配の際のヌケモレ確認は、徹底しておきましょう。


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