
三点リーダー・二点リーダーの意味と使い方
リーダーには、主に三点リーダーと二点リーダーがあります。二点リーダーはあまり見る機会がありませんが、三点リーダーは多くの媒体で使用され、文章内での使用頻度も高いです。
三点リーダーは、基本2倍「……」で使用するものです。ですが、媒体によってはそのルールが絶対というわけではありません。全角「…」や3倍「………」で使用されているのもよく見かけます。
基本は媒体のルールに沿い、特に決まりがなければ2倍「……」の使用が推奨です。
1:リーダーの意味や使用される場面
■ リーダーの意味
(1)リーダー(leader;lead(導く)から派生)は約物のひとつである。点々や点線などと呼ばれることもある。活字や写植・フォント等では、二点リーダー(‥)と三点リーダー(…)などがある。JISでは二点リーダと三点リーダと表記する。
【出典:Wikipedia】
■ リーダーの使い方
(2)3点リーダーは、省略の意味を持つ記号として、あるいは、視線を導かせる点線などとして、用いられる。具体的には、文章中で沈黙の状態や文の省略を表したり、文末で余韻を残したりするために用いられる。また、箇条書きで項目名と内容をつなげる点線として用いられる。
【出典:IT用語辞典バイナリ】
2:三点リーダー・二点リーダーの校正記号
文章中の校正記号は『JIS Z 8208:2007(印刷校正記号)』を参考にしています。
■ リーダーの校正記号
「三点リーダー」と「二点リーダー」には、校正記号が2種類あります。どちらを使用しても問題ありません。
▼ 三点リーダー
▼ 二点リーダー
・2点リーダーは、文字で「2点」と補足する必要があります。
補足の文字は、丸囲みでもパーレンでもどちらでも大丈夫ですが、見やすさを考えればパーレンの方がいいと思います。
▼ 2倍の三点リーダー
(※2倍は、全角の2倍ということで2文字分になります。2倍ドリとも言います)
▼ 2倍の二点リーダー
3:三点リーダーの赤字の入れ方
▼ 三点リーダー
・修正
(1)
(2)
・挿入
(1)
(2)
※挿入の(2)の指示を実際に使うときは、点がわかるように大き目に書いておくことです。
挿入の二股線に点が近すぎると、パッと見「□□」にしか見えません。
4:二点リーダーの赤字の入れ方
二点リーダーの赤字の入れ方です。基本は三点リーダーと同じです。
▼ 二点リーダー
・修正
(1)
(2)
・挿入
(1)
(2)
・校正記号のまとめ > 使いたい赤字を五十音検索
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