カレンダーの作成・校正校閲に、おすすめの7つのサイト

カレンダーの作成・校正校閲に、おすすめの7つのサイト

カレンダーは単体のものだけでなく、手帳や雑誌など、色々な媒体で目にします。一度は校正したことがあるという方もたくさんいるはずです。

大手印刷会社などでは、カレンダーの玉見本というものを用意しています(玉は、ざっくりいうと日付のことです)。これは、社外秘扱いなので、外部の方は見る機会がほとんどないと思います。六曜や英語表記などカレンダーに掲載するであろう情報のすべてが記載されています。校正者は、この玉見本を基準としてカレンダーの校正をしていきます。

ただ、カレンダー制作をあまりしない会社であれば、何を基準(原稿)にしてカレンダーを作成していけばいいのか? 何と校正すればいいのか? その基準が曖昧になることも多いと思います。

そこで、カレンダーの作成や校正の際に指標となる、おすすめのサイトを7つ紹介したいと思います。どのサイトも信頼のおける実績のあるサイトばかりです。

1:全国カレンダー出版協同組合連合会

カレンダーに関する情報やカレンダー制作にあたっての重要な指針を発表しています。

最近では、オリンピック・パラリンピックに伴う祝日の移動も、2021年2月の段階で情報発信されています。

カレンダーの校正・校閲
> オリ・パラで祝日が移動 未修整カレンダー・手帳に注意

2019年版のカレンダーの祝日「未定日」の記載方法もここで決められています。

カレンダーの校正・校閲
> 19年版カレンダーの祝日“未定日”の記載方法決める

自社に規定がないという場合は、全国カレンダー出版協同組合連合会の指針にならうのが最善です。また、カレンダー作成に関する重要な情報を見逃さないように、定期的にサイトを覗いてみることをおすすめします。

【公式サイト】> 全国カレンダー出版協同組合連合会

2:内閣府の「国民の祝日」について

内閣府が発表する「国民の祝日」に関するサイトです。国民の祝日についての情報は、このサイトですべて網羅されています。そのため、「国民の祝日」に関しては、このサイトの情報をもとにカレンダー作成にあたるのが賢明です。

内閣府の国民の休日

祝日は、増えたり変更されたりすることが意外とあります。そのような情報も随時発表されています。信頼できるサイトで確かめる必要があります。

カレンダーの校正・校閲

このサイトから「国民の祝日」も確認できます。※2021年10月17日時点での情報です

元日1月1日年のはじめを祝う。
成人の日1月の第2月曜日おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日政令で定める日建国をしのび、国を愛する心を養う。
天皇誕生日2月23日天皇の誕生日を祝う。
春分の日春分日自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日4月29日激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日5月3日日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日5月4日自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日5月5日こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日7月の第3月曜日海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
山の日8月11日山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
敬老の日9月の第3月曜日多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日秋分日祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
スポーツの日10月の第2月曜日スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。
文化の日11月3日自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日11月23日勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。

【公式サイト】> 内閣府の「国民の祝日」について

3:新日本カレンダー株式会社

カレンダーの会社

既製カレンダー業界では約30%、日めくりカレンダーにおいては約70%のシェアを占める業界ナンバー・ワンの企業です。

業界TOPだけあって、HPには「今日は何の日」などカレンダーに関する面白い情報もたくさん載っています。カレンダーを制作する立場の方なら、一度は覗いてみることをおすすめします。

【公式サイト】> 新日本カレンダー株式会社

 本社所在地:〒537-0025 大阪府大阪市東成区中道3丁目8-11


ここからは、カレンダーの校正をするときに基準になるものがない方向けです。

下記サイトのいずれかを、原稿として校正しておけば大丈夫です。

4:こよみのページ

カレンダー

こちらのサイトは、サイト名の通り暦に関しての情報が盛りだくさんです。指定した月を検索できるなど非常に使い勝手がいいです。

校正用の原稿としてだけでなく、日付のデータ作成にも役立てることができる便利なサイトです。

暦に関する情報が豊富なので、普段の校正・校閲で何か調べたいときにも役立ちます。

【公式サイト】> こよみのページ

5:便利.com

カレンダー

こよみのページと同様、非常に情報が多く六曜も記載されています。一見シンプルですが必要な情報は網羅されています。

【公式サイト】> 便利.com

6:旭川情報ねっと AJNET

カレンダー

旧暦や月齢の数字など、さらに詳細な情報を知りたいならココがおススメです。

【公式サイト】> 旭川情報ねっと AJNET

7:UIC

カレンダー

玉だけのシンプルなカレンダーのサイトです。これを出力して、そのまま卓上カレンダーにしてもいいかもしれません。

【公式サイト】UIC

校正をするときに気を付けておきたいこと

カレンダーの校正で気を付けておきたいこと

1.カレンダーの校正は、必ずダブルチェックする
  ※カレンダーは毎日誰かが目にするものなので、誤植があればほぼ100%見つかります。

2.初回校正者とダブルチェック者が参考にする原稿は、違うものにする
  ※クロスチェックすることで、情報の精度を高めることができます。

3.祝日・振替休日だけは、最後にもう一度その部分だけを校正する
  ※祝日は、変更の可能性もあるので「内閣府のページ」を必ず参照します。

4.見る方向を変える
次のように、数字を追っていると読み流してしまうことがあるため、縦列で見るようにして視点を変えます。

5.英語表記のカレンダーは、スペルチェックだけで済ませてはいけない
  (例)「May. 」は間違い ⇒ Mayには略語のピリオドは不要 etc.

暦に関する豆知識

月の日数が、30日以下を「 小の月」と言います。
2月・4月・6月・9月・11月が、小の月にあたります。

この覚え方として「西向く侍(にしむくさむらい)」という言葉があります。

「に(2)・し(4)・む(6)・く(9)・さむらい(11)」です。

「さむらい」が、なぜ「11」になるかというと、
さむらい ⇒ 侍 ⇒ 武士
武士の「士」を分解すると、「十」と「一」。
「十」と「一」は、漢数字の「十一」と読めます。
そこから「 11」となったようです。

おわりに

どの校正現場であっても、カレンダーの校正のやり方はある程度決まってきます。そのため、校正手順などのマニュアル作成が比較的容易です。定期的にカレンダーの校正が発生するようであれば、独自でまとめてマニュアル化しておくと便利です。