
校正・校閲向け練習問題
宝島社 InRed(インレッド)より一部内容を改変しての出題になります(※宝島社様のご厚意により練習問題の素材としてのみ使用許可をいただいております)。
『InRed』2020年5月号(宝島社)
2020年4月13日 (月) 発売
【公式サイト】≫ InRed
1.練習問題 問題
【宝島社 InRed(インレッド)5月号_P.45の一部を改変しての出題になります】
うさまる お金が貯まるバインダーケース
とぼけた表情がゆるくて可愛いい、LINEスタンプの人気キャラクターのうさまるが本紙付録に初登場。通帳やカードが収納できるバインダーケースと、中味が見えるクリアケースのセット。クリアケースにひと月の予算を1週間づつ入れたり、食費や交際費など費目ごとにお金を仕訳することができるので、お金の管理に最適です。無駄な出費はおさえて貯め体質になりましょう。
2.練習問題 解答
うさまる お金が貯まるバインダーケース
とぼけた表情がゆるくて可愛い、LINEスタンプの人気キャラクターのうさまるが本誌付録に初登場。通帳やカードが収納できるバインダーケースと、中身が見えるクリアケースのセット。クリアケースにひと月の予算を1週間ずつ入れたり、食費や交際費など費目ごとにお金を仕分けすることができるので、お金の管理に最適です。無駄な出費はおさえて貯め体質になりましょう。
[解答一覧]
(1) 可愛いい → 可愛い
(2) 本紙 → 本誌
(3) 中味 → 中身
(4) づつ → ずつ
(5) 仕訳 → 仕分け
3.練習問題 解説
※解説文の一部は「コトバンク」参照
(2)本紙 → 本誌
「本紙」… 号外や付録などに対して、新聞の本体となる部分
「本誌」… 別冊や付録などに対して、雑誌の本体となる部分
⇒ InRedは、ファッション雑誌なので「本誌」が適切です。
(3)中味 → 中身
「中味」… 物事の内容。外見ではなく実質。「話の中味」
「中身」… 容器などの中に入っているもの。物の中に含まれているもの。 「箱の中身」
⇒ 両方とも、使用頻度が高く、変換ミスも起こりやすいので要注意です。
(5)仕訳 → 仕分け
「仕分け」… 1. それぞれ区別して物事を行なうこと。行動によってその違いを表わすこと / 2. 事柄や品物などを種類、性質などによって分類すること。
「仕訳」… 簿記上の取引を借方と貸方に分解し、総勘定元帳の当該各勘定科目に記入すること。
⇒「仕訳」は簿記上の用語で、一般的に用いるのは「仕分け」が相応しいです。
4.補足解説
うさまる お金が貯まるバインダーケース
とぼけた表情がゆるくて可愛い、LINEスタンプの人気キャラクターのうさまるが本誌付録に初登場。通帳やカードが収納できるバインダーケースと、中身が見えるクリアケースのセット。クリアケースにひと月の予算を1週間ずつ入れたり、食費や交際費など費目ごとにお金を仕分けすることができるので、お金の管理に最適です。無駄な出費はおさえて貯め体質になりましょう。
(1)収納
「収める」… 一定の範囲の中にきちんと入れる。収納する。きまった所にしまう。収入・収捨・収容「目録に収める。成果を収める。利益を収める。押し入れに収める。予算の範囲に収める」
「納める」… 渡すべき金や物を受け取る側に渡す。納入・納付「棺に納める。税金を納める。注文品を納める」
(2)費目
「費目」… 使途によって分けた費用の名目
「名目」… 名称。呼称。特に、表向きの名称
(3)出費はおさえ
⇒ 漢字にするなら『出費を抑え』
「押さえる」… 一部に力を入れること、物理的・直接的に力が加わるのに対して、相手を動かさないように、相手の力に応じてこちらの力を入れ続けること。「紙を押さえる。要点を押さえる。証拠を押さえる」
「抑える」… 上がってこようとするものを上がってこないようにする、間接的に力を加えること。感情の動きをこらえたり、我慢したり、ひかえめにする。おしとどめたり、従わせたりする。「物価の上昇を抑える。病気の悪化を抑える」
(4)貯め体質
⇒ 溜めるでも間違いではないが、金銭については貯めるの方が一般的。
「溜める」… 水などを時間をかけて一か所に集めておく。「雨水を溜めめる。小金を溜めめる」。処理すべきものをとどこおらせる。「仕事を溜める」。
大切なことは、たくさんの間違いに触れること
ここでの校正の練習問題は、解答を問うは二の次で、一番は間違いに対して違和感を持てるようになるためのものだと思ってください。
誤字や単語の使い分けを、練習問題を解いているときに明確に答えられなくても、ここが間違っているかもしれないという感覚さえあれば大丈夫です。
練習問題を通して、たくさんの間違いに触れていくことで、
『ん? ここおかしいかも?』
『何か気になるな…』
という感覚が養われてきます。
知識的なことは、辞書やネットで後からでも十分身に付けることができます。ですが、間違いを見つける感覚は、どこからも補えることができません。自分自身で、多くの間違いに触れることでしか身に付けることができません。
優秀な校正者になるには知識も当然必要ですが、多くの間違いに触れることで、間違いを見つける嗅覚を養っていくことも大切です。
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