校正者になるために資格って必要?

校正者になるために資格って必要?

結論から言うと、校正者になるために資格は必要ありません
しかし、資格取得が無駄ということでもありません

資格を取得するための過程で学んだ校正者になるための知識は、校正者になっても決して無駄になることはありません。校正という職種においては、学校で学んだことを比較的多く実務に活かせるほうだからです。

資格取得を目指す方も、資格を取得しない方も、校正者になるための道をどう進むかの違いなだけです。どちらが正しいとも間違いとも言えません。

しかし、タイトルの答えに対しては「資格は必要ない」と言えます。

校正の資格を取得しない方【実務経験重視】

『資格は必要ない、実践で経験を積みたい!』という方は、下記のサイトで校正の募集状況を調べてみてください。

「未経験者可」で校正を募集しているのであれば、そこに応募すればお終いです。そこで、経験を積めば、校正者になる一歩を踏み出せます。

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ただし、入ってからは校正の右も左も分からない状況なので、必死に努力するしかありません。赤字の入れ方、専門用語、編集の知識も、全て一から覚える必要があるので大変だと思います。

校正のことは入った現場で教えてくれても、それ以外のこと(編集やDTPのこと)は、自分から率先して勉強するしかありません。大変ではありますが、資格取得の時間(約半年)を、実践で補おうという考えは、全く間違っていません。本人のやる気次第でどうにでもなります。

自分の周りの校正者でも、資格は取らず、第一線で活躍している方は何十人といます。

▼ 資格を取得しないデメリット
校正のプロダクション等では、未経験の場合、資格保持者でないと応募できないところが多いです。そのため、就職の窓口が狭くなるということが考えられます。  

校正の資格取得を目指す方

どういう人が資格取得を目指せばいいのか?
・いきなりは実務は不安。まずは基礎を固めたい。
・校正という仕事に興味がある。数年後に校正者になりたいと思っている。
・お金と時間に多少の余裕がある。


▼ スクールでの資格取得のメリット
・校正以外の知識を体系的に習得可能
・通学なら、人とのつながりが生まれる
・就職情報が閲覧可能
・就職の窓口が広がる
※求人に「経験者のみ」と記載されていても、資格取得者なら、例え実務経験がなくともスクールで校正の経験を積んでいるので、応募できる場合もあります。

どんな仕事でも、学校で教わったことが実際の現場で役立つとは限りませんが、校正という仕事には、ある程度共通のルールが存在するので、どこの現場に行ったとしても学んだことを活かせる場面はあります。


▼ スクールでの資格取得のデメリット
自分のやる気次第では、お金と時間が無駄になります。

校正の資格取得なら、この2つ

(1)校正の学校・編集の学校 日本エディタースクール

 ▼取得可能な資格
 校正技能検定 初級(スクール卒業生に認定)
 校正技能検定 中級(要試験)
 校正技能検定 上級(要試験)
 ※上級(旧三級)は難易度が高く、持っている校正者は優秀な方が多いです。

公式サイト 
日本エディタースクール



(2)文部科学省認定社会通信教育「校正実務講座」

 ▼取得可能な資格
 校正士認定試験合格により「校正認定証書」が交付されます。これにより「校正士」と名乗れます。

公式サイト  実務教育研究所

校正の初心者が持っておくべき本

いずれの本も、スクールの教材として使われる本です。

(1)校正記号の使い方―タテ組・ヨコ組・欧文組
 校正記号の使い方が網羅されていますので、初心者・経験者とも必須の本です。

校正記号の使い方―タテ組・ヨコ組・欧文組


(2)標準 校正必携
校正者としての知識だけでなく、編集やDTPなどの知識も掲載されています。やや読みづらいところもありますが、自分の知識を補うためにも、初心者の方は手元に置いておきたい本です。

標準 校正必携

校正の初心者にとって一番重要なこと

校正の初心者にとって、一番重要なことは、入った職場に研修体制がきっちり整っているかどうかです。

その指標として、
・職場に、校正校閲を専門として働いている方がいるか?
・過去に、校正の未経験者を受け入れたことがあるか?
などがあげられます。

就職前は、とりあえずどこへでも入りたいという気持ちが強いでしょうが、選べる余地があるなら、じっくり時間をかけて吟味したほうがいいです。

おわりに

出版印刷業界の不況や少子化の影響もあり、校正者を目指す人は年々減ってきています。

だからといって、仕事が減っているというわけではありません。今では、昔と違いWeb専門の校正者もおり、活躍の場は多岐にわたっています。

これから校正者を目指す方は、競争率が減っているのでむしろチャンスでもあります。