スラッシュ(斜線)の意味と使い方[校正記号]

スラッシュ(斜線)の意味や用途

スラッシュの意味

スラッシュは、斜線ともよばれ、斜めの線で表された区切り記号の一つです。

和文の語句の区切りには全角スラッシュを使用し、『または』の意味や分数を表す場合には半角スラッシュが使用されます。用途によって全角と半角が使い分けられることがあります。

スラッシュは、ダーシや中黒と同様、縦組み・横組み問わず使用される記号です。

スラッシュの主な用途

1.並列の語句の区切りとして

  東京/大阪 → 東京や大阪

2.「または」の意味として

  Aコース/Bコース → AコースまたはBコース

  ※文脈によっては「および」として使用されることがあります。

3.分数(割り算記号「÷」の代わり)

  1/2  → 2分の1

4.単位の「毎」として

  m/s → メートル毎秒

5. 年月日の区切りとして

  2002/10/22 → 2002年10月22日

6. URLの一部(記号として使用)

   https://kousei.club

これらは一般的とされる使い方になりますが、その他にも使用例は多くあります。

以降は、スラッシュの校正記号の使い方について紹介していきます。

  • 全角スラッシュと半角スラッシュの校正記号の使い分け
  • スラッシュの訂正や挿入する際の赤字の入れ方

スラッシュ(斜線)の校正記号

※文章中の校正記号は『JIS Z 8208:2007(印刷校正記号)』を参考にしています。

スラッシュの校正記号 

スラッシュの校正記号は、四角に斜め線を入れて表します。

全角スラッシュ

 ⇒ スラッシュを示す斜線を全角の四角で囲みます。
   ※四角は鉛筆でも大丈夫です。

 スラッシュ記号・斜線

二分スラッシュ(半角スラッシュ)

 ⇒ 全角スラッシュの横幅を狭めたものを使用します。

 スラッシュ記号・斜線

二分(半角)は、全角の四角「」の横幅を半分にした長方形「」で示しますが、それだけでなく文字で補足することが推奨されています。自分では長方形で書いたつもりでも、第三者には長方形に見えないこともあるので誤解を防ぐためです。

・文字で補足する例

1.二分」と文字を補足

 スラッシュ記号・斜線

自分の周囲で「二分」の用語が一般的でないなら、「二分」でなく「半角」を使用したほうが伝わりやすくなります。

2.二分」の代わりに「半角」で補足

 スラッシュ記号・斜線

※「二分」や「半角」の文字の代わりに「△(小さい三角の記号)」が使われることもあります。「△」については、以下の記事を参照してください。

【関連記事】> 校正記号:三角(△)・四角(□)は、半角・全角のこと

記号のまとめ

「全角スラッシュ」と「半角スラッシュ」の使用は、次の2つで大丈夫です。

 スラッシュ記号・斜線

※全角スラッシュの記号に、「全角」と文字を補足しても問題ありません。

スラッシュ(斜線)の赤字の入れ方

1.スラッシュに訂正する校正指示

全角スラッシュに訂正

 スラッシュ記号・斜線

二分スラッシュ(半角スラッシュ)に訂正

 スラッシュ記号・斜線
基本的な指示はこのようになりますが、実際に指示を入れるときは、前述したように修正側にわかりやすいよう文字を補足しておきます。

1.二分」と文字を補足

 スラッシュ記号・斜線

2.二分」の代わりに「半角」で補足

 スラッシュ記号・斜線

2.スラッシュを挿入する校正指示

全角スラッシュの挿入

 スラッシュ記号・斜線 

二分スラッシュ(半角スラッシュ)の挿入

 スラッシュ記号・斜線

1.二分」と文字を補足

 スラッシュ記号・斜線

2.二分」の代わりに「半角」で補足

 スラッシュ記号・斜線

【赤字を入れるときの注意点】

スラッシュの指示が目立たないようであれば、「オンビキ」や「ハイフン」のように、丸囲みで記号の名称も書き加えるのが賢明です。

 スラッシュ記号・斜線

また、丸囲みでなくパーレンにしたほうが文字が見やすくなります。

 スラッシュ記号・斜線

スラッシュ(斜線)と似た記号

スラッシュと似た記号

スラッシュと似た記号として次の2つがあります。これらは、一般的な文章内で使用されることはないので、混同する心配はないかと思います。

1.枡(ます)記号

 スラッシュ記号・斜線

『枡を記号化した文字。「ます」とよぶことから丁寧の語尾の「ます」の置き換えとしても使用されることが多かった。この用例は江戸時代にはかなり多かったが現代になってからは使用頻度が少なくなった

2.バックスラッシュ(逆斜線)

  スラッシュ記号・斜線

『バックスラッシュ(逆斜線)は約物の一つ。バックスラッシュとは、スラッシュの逆という意味である。自然言語ではあまり使われることのない記号である』

【出典:1、2ともにWikipediaより】

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