目 次
校正記号の意味や使い方を知りたいならこの本[校正記号の使い方]
日本エディタースクール:「校正記号の使い方」
本のタイトル通り、ズバリ校正記号の使い方が載っています。
校正者だけでなく、赤字を入れる・赤字を見る人なら誰にでも役立つ一冊です。編集者、記者、ライター、デザイナー、DTPオペレーター、進行管理など職種は問いません。もちろん、Webの校正者にもです。
タイトルは『校正記号の使い方』ですが、校正記号以外にも現場で必要な知識や情報が集約されています。じっくり読み込むというよりは、手元に置いておきわからないことがあれば、サッと調べる感じで使用するものです。
価格が500円なので、必要とする情報をわざわざネットで調べたり誰かに聞いたりするぐらいなら、この本を手元に置いておくことをおすすめします。
出版元は、編集・校正者の養成学校である『日本エディタースクール』なので信頼のおける一冊です。
「校正記号の使い方」の内容紹介
[目次]
・縦組の校正記号
・縦組校正の記入例
・日本工業規格 校正記号表
・横組の校正記号
・横組校正の記入例
・欧文の校正記号
・欧文校正の記入例
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・本の各部の名称,本の大きさ表見返し
・ページの各部の名称,本の内容順序
・図版・写真の製版例裏見返し
・本の校正作業の流れ
・文献表示の方法
・ローマ字・ギリシャ字・ロシア字
・ワープロ原稿作成上の注意点
・印刷文字の書体,ケイ線類の名称と線の太さ
・文字の大きさ(ポイント・級数)
・ポイント・級数換算表
・記号・符号などの種類と使い方
・欧文の略語
【出典:日本エディタースクール出版部「校正記号の使い方」 】
目次からもわかるように、「縦組み」「横組み」の校正記号だけでなく、英文用の校正記号の使い方も紹介されています。また本やページの各部の名称から、書体・級数、記号・符号の名称まで網羅されています。文章の校正をする方なら誰にでも役立つ一冊です。
▼ 本の中身を一部紹介
1. 校正記号一覧
2. 縦組の校正記号
3. 縦組校正の記入例
4. 横組の校正記号
5. 横組校正の記入例
6. 欧文の校正記号
7. 欧文校正の記入例
8. 記号・符号などの種類と使い方
9. 記号・符号・ポイント・級数換算表
10. ページの各部の名称・本の内容順序
おわりに
世に出回っている校正記号表は、「JIS Z 8208:2007(印刷校正記号)」を基準に作成されているものがほとんどです。この『校正記号の使い方』もそうです。JISで定められた印刷校正記号をもとに、わかりやすくまとめられたものになります。
校正記号は多くの書籍やWebサイトで紹介されていますが、この1冊だけ持っていれば校正記号に関しては十分です。
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