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Google検索をもっと便利に!効率的に知りたい情報を見つけるテクニック
情報収集で大切なのは、必要な情報を素早く正確に見つけること、そして信頼できる情報源を選ぶことです。
通常の検索では、関連する情報だけでなく、意図しない検索結果が表示されることもしばしばあります。しかし、Google検索の方法を少し工夫するだけで、より精度の高い情報を効率よく見つけることができます。
この記事では、仕事やプライベートで役立つGoogle検索のテクニックを紹介しています。ファクトチェックなどにも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
※お急ぎの方は【5. Googleの検索の「ツール」機能】の項目だけご覧ください。
1. 基本的な検索テクニック
① 完全一致検索
検索したい単語をダブルクォーテーション『 " " 』で囲むことで、その表記・語順が完全に一致するページを検索できます。
[検索例] "校正のやり方"
"校正者 仕事"
⇒ 完全一致のため、「校正のやり方」と一致したページが優先して検索結果に表示されます。「校正のおすすめのやり方」などは非優先になります。
② 特定の単語を除外して検索
検索結果から特定の単語を除外したい場合には、その単語の前にマイナス『 - 』を付けて検索します。
[検索例] 夜食 -ラーメン
⇒「夜食」から「ラーメン」を除いた情報を検索します。
③ 数値範囲検索
数値で指定した範囲内の単語を検索したい場合には、『 .. 』(ピリオド2つ)を使います。
[検索例] スマホ 10000..50000円
⇒ 1万円から5万円の「スマホ」を検索します。
④ OR検索(いずれかの単語を含む)
2つ以上の単語のどれかを含むページを検索したい場合は、『 OR 』(大文字)を使います。
[検索例] 禪院真希 OR 禪院真依
2. 特定の情報を探す検索テクニック
⑤ 特定のサイト内検索
特定のウェブサイト内の情報のみを検索したい場合には、『 site: 』を使います。これは、各サイト内に設置されている検索バーと同じ働きです。
[検索例] site:kousei.club 校正紙
⇒「https://kousei.club」のサイト内で「校正紙」の情報を検索します。
※検索ワードの入力の順番は「校正紙 site:kousei.club」でも大丈夫です。以下で紹介する検索方法も語の順番は変えても問題ありません。
⑥ ファイルタイプを指定検索
PDFやExcel、Wordなど特定のファイル形式のみを検索したい場合には、『 filetype: 』を使います。
[検索例] 誤字脱字 filetype:pdf
⇒「誤字脱字」に関するPDFを検索します(※Wordならfiletype:doc、Excelならfiletype:xlsとなります)。
⑦ ページ本文検索
ページの本文(テキスト)に特定の単語を含むページを検索したい場合には、『 intext: 』を使います。
[検索例] intext:校正のやり方
intext:校正 intext:やり方 (※2つ以上でも使用可能です)
⑧ タイトル検索(ページタイトルに含まれる単語を検索)
Webページのタイトルに特定の単語を含むページを検索したい場合には、『 intitle: 』を使います。
[検索例] intitle:校正のやり方
⇒ ページのタイトルに「校正のやり方」が含まれているページを検索します。
⑨ タイトル検索の応用(複数単語の同時検索)
ページのタイトル内に指定したすべての単語を含むページを検索したい場合には、『 allintitle: 』を使います。
[検索例] allintitle: 校正のやり方 初心者
ポイント:検索方法を組み合わせる
これまで紹介した①~⑨は、組み合わせて使用することも可能です。組み合わせて使うことで、さらに検索精度を上げることができます。
<例1>
「① 完全一致検索」と「⑧ タイトル検索」の組み合わせ
[検索例] intitle:"校正のやり方"
⇒ ページタイトルに「校正のやり方」と完全一致するものが含まれるページを検索できます。
<例2>
「⑤ 特定のサイト内検索」と「① 完全一致検索」と「⑥ ファイルタイプを指定検索」の組み合わせ
[検索例] site:kousei.club "ゲラ" filetype:pdf
⇒「https://kousei.club」のサイト内で「ゲラ」に関する「PDF」を検索します。
3. 高度な検索テクニック
⑩ ワイルドカード検索(一部の情報が不明な場合の検索)
アスタリスク(*)は任意の言葉の代わりに使用できます。アスタリスクを使うことで、検索したい情報の一部を補完した結果を表示できます。
[検索例] おすすめの*レシピ
⇒「おすすめの和食レシピ」「おすすめの簡単レシピ」などが検索できます。
単語や言葉の一部分がわからない場合には、その箇所にアスタリスクを入れて検索すれば、補完された情報が検索結果に表示されます。
⑪ 関連サイト検索
特定のサイトに類似したサイトを検索したい場合には、『 related: 』を使います。
[検索例] related:kousei.club
⇒「kousei.club(本サイト)」と類似テーマのサイトを検索します。
⑫ タイマー・ストップウォッチ機能
[検索例]
1. timer 15 minutes (※数字の部分を変えて検索)
2. set(a)timer for 15 minutes
⇒ 指定時間のタイマーを設定(1でも2でもOKです)。
次のようにブラウザ上に大きくタイマーが表示されます。ストップウォッチやアラーム機能も付いているので、時間を意識して仕事や勉強に取り掛かるときには便利です。
4. さらに詳しい情報を知りたい場合
⑬ Google Scholar(学術論文の検索)
学術論文や研究レポートを検索したい場合には、「Google Scholar」を活用すると研究機関や学会誌などの専門性の高い文献を効率よく探せます。
※検索された情報のすべてが学術的に正しいとは限らないため注意が必要です。
⑭ Google Trends(トレンド分析)
特定のトピックの人気度や検索傾向を知りたい場合には、「Google Trends」が役立ちます。
⑮ Google Alerts(新着情報の通知)
「Google Alerts」を使うと、特定のキーワードに関する新しい検索結果が出た際に、メールで通知を受けることができます。
> https://www.google.co.jp/alerts
5. Googleの検索の「ツール」機能
「いろいろと調べたいけれど、できるだけ手間を省きたい」という方には、Googleの「ツール」機能が役立ちます。
とりあえず検索してみて、さらに検索結果を絞りたいときに、この機能を使います。目的に合わせて細かく条件をカスタマイズできるので、必要な情報にスムーズにたどり着けます。
【1】検索後の画面の右上にある[ツール]をクリックします。
【2】[すべての言語][期間指定なし][すべての結果][詳細検索]の4つの項目が表示されます。
【3】[すべての言語]について
ここで言語設定ができます。「すべての言語」または「日本語のページを検索」を選べます。
【4】[期間指定なし]について
プルダウン内に表示されている時間や期間を指定して検索することができます。最新のニュース記事を知りたい場合や、過去の情報を探している場合に役立ちます。また、一番下の「期間を指定」からは任意の期間を指定することができます。
・[期間を指定]の画面
【5】[すべての結果]について
ここからは、「すべての結果」と「完全一致」を選べます。「完全一致」は、①で紹介したものと同じです。
【6】[詳細検索]について
詳細検索をクリックすると次の画面が表示されます。この画面から検索条件を組み合わせて詳細検索をすることができます。
以下は、[詳細検索]から検索できる項目です。これらの項目を自由に組み合わせて検索することができます。
・すべてのキーワードを含む … 通常の検索方法
・語順も含め完全一致 … ①と同じ
・いずれかのキーワードを含む … ④と同じ
・含めないキーワード … ②と同じ
・数値の範囲 … ③と同じ
・言語
・地域
・最終更新
・サイトまたはドメイン … ⑤と同じ
・検索対象の範囲 … ⑧の検索方法など
・ファイル形式 … ⑥と同じ
・ライセンス
おわりに
これらの検索テクニックを活用することで、Google検索をより効果的に使うことができます。
目的に応じて適切な検索方法を組み合わせることで、必要な情報に素早くたどり着けます。ぜひ業務の効率化にお役立てください。