「可能性」には「高い・低い」「大きい・小さい」のどちらを使う?

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「可能性」には「高い・低い」「大きい・小さい」のどちらを使う?

結論からいうと、出来事が起こる見込みを表す場合は、「可能性が高い・低い」が一般的です。

「可能性が大きい・小さい」も誤りではありませんが、通常の文章では「高い・低い」のほうが自然でわかりやすいです。

1.「可能性が高い・低い」が一般的

「高い・低い」は、出来事がどの程度起こりやすいかを表します。

「明日は雨が降る可能性が高い」
「この計画は成功する可能性が高い」
「予定が変更される可能性は低い」
「通常の使用で故障する可能性は低い」

数値で示せる確率だけでなく、経験や状況から判断した見込みにも使えます。一般的な文章や報告書などで迷った場合は、「可能性が高い・低い」を選んでおけば問題ありません。

2.「可能性が大きい・小さい」も間違いではない

「大きい・小さい」は程度にも使えるため、次の表現も日本語として使えます。

「価格が上昇する可能性が大きい」
「問題を解決できる可能性は小さい」

ただし、出来事の起こりやすさを表す言い方としては、「可能性が高い・低い」のほうが一般的です。特別な理由がなければ、次のように書き換えると自然です。

「価格が上昇する可能性が大きい」  → 「価格が上昇する可能性が高い」
「問題を解決できる可能性は小さい」→ 「問題を解決できる可能性は低い」

3.「大きな可能性がある」は意味が異なることがある

「大きな可能性がある」は、人や技術、事業などの将来性や今後の成長を表す場合によく使われます。

「この技術には大きな可能性がある」
「この選手は大きな可能性を秘めている」

「この事業が成功する可能性は高い」は、成功の見込みを表します。一方、「この事業には大きな可能性がある」は、将来の成長や大きな成果を期待する表現です。

おわりに

一般的な文章では、(1)の「可能性が高い・低い」を選ぶのが適切です。

(1) 起こる見込みを表す → 可能性が高い・低い
(2) 日本語として使える → 可能性が大きい・小さい
(3) 将来性や今後の成長を表す → 大きな可能性がある

(2)の「可能性が大きい・小さい」も誤りではありませんが、起こる見込みを表す場合は「高い・低い」のほうが一般的です。(3)の「大きな可能性がある」は、起こる見込みではなく、将来性や成長への期待を表す場合によく使われます。