紙のサイズの覚え方[覚えるのはA3・A4とB4・B5だけ]
原稿やゲラ、コピーをとる時などに、A3やA4の用紙をよく目にすると思います。大体の大きさは、何となくの感覚でわかると思いますが、数値まで言える人は少ないのではないでしょうか。
こと紙に向き合う仕事の方に関しては、覚えておいて損はないです。
ふいにサイズを聞かれたときや、判型が違うなどといったときに役立ちます。
・判型(はんけい、はんがた)とは?
書籍・雑誌の大きさのことをいいます。日本工業規格では、A判系列とB判系列の大きさがあり、各系統では、番号が一つ大きくなるにつれ面積がおおよそ半分になります。
1. A3、A4…の紙のサイズ
よく目にするA3、A4などのサイズは、A0~A10まで11サイズのバリエーションがあります。
印刷系の試験問題では用紙サイズが出題されることがあるので、すべて覚えておく必要があります。そういう機会がなくても、自分がよく使う紙のサイズだけは最低限覚えておきたいところです。
▼ A列(単位:mm)
A0 | 841×1189 | |
A1 | 594×841 | |
A2 | 420×594 | |
A3 | 297×420 | |
A4 | 210×297 | 写真集・美術全集など |
A5 | 148×210 | 学術書や総合雑誌など |
A6 | 105×148 | 文庫など。文庫版ともいう |
A7 | 74×105 | |
A8 | 52×74 | |
A9 | 37×52 | |
A10 | 26×37 |
Aの後ろにつく数字が大きくなるにつれて(A0、A1…A10)、紙のサイズは小さくなっていきます。
■ 数値を覚える前に、サイズのイメージを頭の中に入れておくほうが覚えが早いです。
「A0、A1、A2、A3…」は、「縦、横、縦、横…」というように規則的に変化しているだけです。
2. 覚え方のポイントは2つ
1種類の紙のサイズしか必要ないというのなら、その数値を丸暗記するしかありませんが、複数の用紙サイズを覚える必要があるなら、基準になる数値だけ覚えておけばv大丈夫です。
例えば、「A3」や「A4」を普段よく使うなら、その2つの数値だけ覚えておけば、他の紙のサイズは法則で導き出せます。
▼ 覚え方のポイント1
・右斜め下の数値は、同じになる
▼ 覚え方のポイント2
・左斜め下の数値は、約1/2になる
3. B4、B5…の紙のサイズ
A列よりも、大きいサイズのB列にも、B4、B5などよく耳にする紙のサイズがあります。
数値が違うだけで、法則はA列と同じです。これも基準になるものだけ覚えておけば、あとは簡単に導き出せます。
▼ B列(単位:mm)
B0 | 1030×1456 | |
B1 | 728×1030 | |
B2 | 515×728 | |
B3 | 364×515 | |
B4 | 257×364 | 雑誌など |
B5 | 182×257 | 週刊誌など |
B6 | 128×182 | 単行本・小説など |
B7 | 91×128 | |
B8 | 64×91 | |
B9 | 45×64 | |
B10 | 32×45 |
▼ 覚え方のポイント1
・右斜め下の数値は、同じになる
▼ 覚え方のポイント2
・左斜め下の数値は、約1/2になる