校正・校閲の求人を出すなら[校正の派遣会社の選び方]

information

校正・校閲の求人を出すなら[校正の派遣会社の選び方

校正者を有する派遣会社は多くありますが、その中でも校正・校閲スキルの高い人材が集まる派遣会社を選んでみました。校正者を採用する立場で、派遣会社選びの基準、採用のポイントをまとめています。

1. 派遣会社選びの基準

1. 登録者数

まず、基準となるのが登録者数です。数が多いほど、それだけ優秀な人材と出会う可能性が高くなります。ただ、登録者数は全国の総数で記載されていることが多いので、募集する地域の登録者数を基準とする必要があります。

2. 登録者の校正経験

登録者の校正経験年数の平均です。校正は他業種に比べ、年齢層が高めです。だからといって、経験年数が豊富とも限りません。遅くに校正を始めた方も多いです。40代で校正初心者ということも珍しくありません。
また、編集者やライターをやりつつ、その合間に校正をやっていたという方も校正者として多く派遣登録されています。そのため、純粋に校正だけをやっていた期間の年数を聞いておくと、おおよそのスキルが判断できます。

3. 校正・校閲の派遣実績

その派遣会社から、これまでどのような会社や媒体への派遣実績があるか?
自社と似た企業への派遣実績があるとミスマッチの可能性も少なくなります。

※ 時間給
これは一番大事なことですが、どこもほぼ似たような金額なのであまり基準にはなりません。

2. 派遣会社は2社で十分

なぜ2社だけでいいのか?

派遣社員の方は、複数の派遣会社に登録されていることが多いです。そのため、数多くの派遣会社をあたるよりも2社ほどに募集をかけておけば、仕事を探している大抵の校正者の目に留まります。

何十人という単位で校正者を募集するなら3社以上でも構いませんが、数人程度の採用を考えているなら1~2社で十分です。また、3社以上となると管理するのも大変になるので、社に絞って募集をかけたほうが効率はよいです。

3. 募集後は?

あとは運に任せるしかありません。何事もタイミングなので、募集後にすぐ見つかることもあれば、数か月経ってもなかなかいい人材に出会えないこともあります。

優秀な人材はどこの会社も手放したくはないので長期雇用に切り替えています。
ただ、会社の様々な事情により継続できなくなる場合があります。たとえ優秀な人材でも手放さざるを得ないときがきます。そのタイミングで応募してきてくれるかもしれないので、諦めず根気強く待ちましょう。そのため、継続的に募集をかけておくことをおすすめします。

※継続的に募集をかけるなら定期的に募集要項の見直しが必要です。

4. やっておくべきこと

派遣会社の営業担当とは仲良くしておきましょう。

仲良くとは、ビジネスパートナーとして、お互いに気持ちよく仕事ができる関係を作り上げておくということです。そういう関係を構築できれば「こういう人材がいるんですけど」と派遣会社の方から紹介してくれることもあります。

5. 派遣会社との打ち合わせの流れ

派遣会社との最初の打ち合わせの場面では、派遣会社の営業が丁寧に会社説明をしてくれます。ですが、事前にその派遣会社のHPである程度の情報を知っておくのがマナーです。とりあえず会ってから話を聞くというのはNGです。

質問内容もあらかじめ用意しておきましょう。聞きたいことをピンポイントで聞いて、30分~45分を目途に打ち合わせを終了しましょう。

校正・校閲に強い派遣会社

次に紹介する派遣会社は、クリエイティブ系全般に強みを持ち、校正・校閲の募集も多く、実績・求人数ともに優れた会社になります。

特に、東京や大阪で校正者の募集をかけるなら「マスメディアン」か「エキスパートスタッフ」のどちらかを選んでおけば大丈夫です。

出版・広告・印刷に専門特化した特化型の派遣会社
 ※編集・校正校閲・ライター・進行管理・DTPに強い

 1.マスメディアン
 2.エキスパートスタッフ

幅広い求人、各業界に実績のあるオールラウンド型の派遣会社

 3.マイナビスタッフ
 4.リクナビ派遣

1. マスメディアン

マスメディアンは、宣伝会議のグループ会社になります。広告・Web・マスコミ職種に専門特化した会社としては有名です。宣伝会議グループということもあり、ネットワークが広く専門分野でのノウハウが豊富です。一定の経験を有した方しか派遣登録できないため、スキルの高い人材と出会えるチャンスがあります。

[強みのある分野]

出版・新聞関連
 ・編集者(雑誌・書籍)
 ・記者、ライター
 ・校正・校閲
 ・広告営業
 ・販売営業
 ・進行管理
 ・宣伝担当
 ・インターネット推進
 ・イベント推進      etc.

【公式サイト】> マスメディアン

2. エキスパートスタッフ

エキスパートスタッフ

エキスパートスタッフは、大手広告代理店やデザイン事務所・出版社・印刷会社・Web制作会社との取引実績が多数あります。そのため、出版・広告業界のデザイナーやDTPオペレーターをはじめとしたクリエイティブ職種のスペシャリストが多数登録しているところに強みがあります。

[強みのある分野]

出版・印刷関連
 ・編集・校正
 ・進行管理
 ・DTPオペレーター
 ・アートディレクター
 ・グラフィックデザイナー etc.

【公式サイト】> エキスパートスタッフ

3. マイナビスタッフ

マイナビ派遣

マイナビスタッフは、派遣から紹介予定まで幅広くカバーしており知名度も実績も申し分ありません。編集・DTP・Webデザイナーなどのクリエイティブ系の職種にも強みがあります。

拠点も全国をカバーしており、運営元のマイナビに新卒・中途採用の実績があるため、大手や優良企業との取引が豊富です。

マイナビ出版として出版業のノウハウもあるため、業界の内容に詳しいコーディネーターがいます。初めて派遣会社とやり取りするという企業には最適かもしれません。

【公式サイト】> マイナビスタッフ

4. リクナビ派遣

リクナビ派遣

リクナビ派遣は、実績・求人数ともトップクラスです。知名度も抜群です。拠点も日本全国をカバーしているため常に安定したスタッフ数が登録しているところがメリットです。どの派遣会社がいいか迷ったらとりあえずはココです。

【公式サイト】> リクナビ派遣

派遣会社選びのまとめ

【A】出版・広告・印刷に専門特化した特化型
   > マスメディアン
   > エキスパートスタッフ

【B】各業界に実績のあるオールラウンド型
   > マイナビスタッフ
   > リクナビ派遣

・1社だけ選ぶなら、【A】の特化型から1社を選択。
・2社選ぶなら、【A】【B】からそれぞれ1社ずつ。特化型とオールラウンド型の組み合わせがおすすめです。

2社選ぶ際に、【A】の特化型の2社を選択するのはありですが、【B】のオールラウンド型の2社を選択するのは避けたほうが無難です。【B】は2社とも知名度・実績があります。それゆえに登録しているスタッフが重複している可能性が高いです。

そのため、(校正に限っては)一見登録スタッフが多いように見えても、実際はそれほど多くないこともありえます。2社選ぶ際は、特化型のどちらかの派遣会社を押さえておくほうが、いい人材と巡り合える可能性が広がります。