「型」と「形」の違いとは?「かた/がた」と読む場合の使い分けを例文解説

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「型」と「形」の違いとは?「かた/がた」と読む場合の使い分けを例文解説

「型」と「形」は、「ほしがた」「かみがた」「はがた」のように、どちらも「かた/がた」と読める場合があります。そのため、同じ読みの言葉を書くときに、どちらの漢字を使えばよいか迷いやすい言葉です。

「型」と「形」の違いは、簡単に言うと次のように分けられます。
・作るためのもと、決まったやり方、種類やタイプなら「
・見た目、輪郭、跡、実際にできた姿なら「

2つの違いが分かりやすいのが「歯型」と「歯形」です。
・歯を取る。
・腕に歯が残る。

「歯型」は、治療や製作のもとにするために取るものです。一方、「歯形」は、歯が当たって残った跡を表します。同じ「はがた」という読みでも、もとになるものには「残った跡には「を使います。

以下、「かた/がた」と読む場合を中心に、「型」と「形」の使い分けを詳しく紹介します。

[記事作成にあたっては、以下の書籍・辞書・サイトを参考にしています]

『デジタル大辞泉』(小学館)
『明鏡国語辞典』(大修館書店)
『新明解国語辞典』(三省堂)
『記者ハンドブック 新聞用字用語集』(共同通信社)

1.「型」の意味と使い方

」は、同じものを作るためのもとや、決まったやり方、種類・タイプを表すときに使います。

主に次のような場合に使われます。

・物を作るための枠を表す場合
・決められた動きや作法を表す場合
・種類・分類・パターンを表す場合

<例文>

・彼は空手の基本のを練習している。
・新のスマートフォンが発売された。
・文章のを覚えると、書き出しに迷いにくくなる。

「金型」「木型」のように、同じ形のものを作るための枠や模型には「型」を使います。また、武道や芸能などで定められた動きや手順を表す場合も「型」です。さらに、「新型」「典型」「定型」のように、物事の種類や一定のパターンを表す言葉にも「型」が使われます。

2.「形」の意味と使い方

」は、物の見た目や輪郭、何かが残した跡、実際にできた姿を表すときに使います。「ほしがた」「やまがた」「はがた」のように、「形」を「がた」と読む言葉もあります。

主に次のような場合に使われます。

・物の見た目や輪郭を表す場合
・何かが残した跡を表す場合
・実際にできた姿を表す場合

<例文>

・犬にかまれて、腕に歯が残った。
・子どもの手を記念に残した。
・紙を山に折った。

「星形」「山形」のように、物の見た目や輪郭を表す場合には「形」を使います。また、「歯形」「手形」のように、歯や手が触れたことで残った跡を表す言葉にも「形」が使われます。考えや計画などが具体的な姿として現れることを「形になる」と表すように、実際にできあがった姿を示す場合にも「形」を使います。

3.「型」と「形」の使い分け例

①「星型」と「星形」はどう使い分ける?

「星型」と「星形」は、何を表したいかによって使い分けます。

星の形を作るための型を表す場合は「星型」を使います。
・溶かしたチョコレートを星に流し込む。

星のような見た目や輪郭そのものを表す場合は「星形」を使います。
・星のマークを描く。
・星のライトを選ぶ。

実際には「星型」と「星形」の表記が混ざって使われることもありますが、型を表すなら「星型」、できたものの形を表すなら「星形」と考えると区別しやすくなります。

②「髪型」と「髪形」はどちらが自然か?

一般的には「髪型」を使います。「髪型」は、髪の長さや整え方によるスタイルを表す言葉です。
・自分に似合う髪を見つけた。
・髪を変えたら印象が明るくなった。

「髪形」も使われることはありますが、日常的な文章では「髪型」のほうが広く使われています。特別な理由がなければ、「髪型」にそろえると自然です。

おわりに

「型」と「形」は、同じ「かた/がた」と読んでも、表す意味が異なります。何かを作るためのもとや決まり、種類を表す場合は「型」、物の見た目や輪郭、残った跡を表す場合は「形」と考えると分かりやすくなります。