校正校閲の練習問題

校正・校閲向け練習問題

校正・校閲向けの練習問題の9回目となります。
他の練習問題はこちらです。

今回の練習問題は、雑誌や新聞などによく掲載されている『料理レシピ』の問題です。

1.練習問題 問題:料理レシピ

RECIPI
ナッツ入りパウンドケーキ

材料(18cmパウンドケーキ形1本分)
無塩バター・・・・・・・・・・・100g
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・100g
ベーキングパウダー・・・2g
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Mサイズ2個
ミックスナッツ・・・・・・・適量(ひとつかみ分)
バニラエッセンス・・・・・少々

【下準備】
・バターと卵を室温に戻しておく
・パウンドケーキ型にクッキングシートを引いておく
・薄力粉とぺーキングパウダーを合わせてふるいにかけておく
・オーブンを170℃に余熱しておく

【作り方】
1.ボールに卵を割り入れ、よくかき混ぜる。
2.別のボールに無塩バターを入れ、泡立て器で混ぜる。砂糖を数回に分けながら加えていく。加えた都度、しっかりと撹拌する。
3.(1)の卵液を少しずつ(2)に加え、その都度よく撹拌する。
4.荒く刻んだミックスナッツとバニラエッセンスを(3)に加えてさらに混ぜる。
5.ふるった粉を(4)に入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜたら型に流し入れる。表面を慣らしたら中央に縦長のくぼみをゴムべらでつける。
6.オーブンに入れ、170℃で40分焼く。真ん中に竹串を指して生地がくっついてこなければ焼き上がり。
7.型から外して荒熱をさまし、クッキングシートをはがす。

2.練習問題 解答

RECIPI
ナッツ入りパウンドケーキ

材料(18cmパウンドケーキ1本分)
無塩バター・・・・・・・・・・・100g
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・100g
ベーキングパウダー・・・2g
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Mサイズ2個
ミックスナッツ・・・・・・・適量(ひとつかみ分)
バニラエッセンス・・・・・少々

【下準備】
・バターと卵を室温に戻しておく
・パウンドケーキ型にクッキングシートをいておく
・薄力粉とぺーキングパウダーを合わせてふるいにかけておく
・オーブンを170℃に余熱しておく

【作り方】
1.ボールに卵を割り入れ、よくかき混ぜる。
2.別のボールに無塩バターを入れ、泡立て器で混ぜる。砂糖を数回に分けながら加えていく。加えた都度、しっかりと撹拌する。
3.(1)の卵液を少しずつ(2)に加え、その都度よく撹拌する。
4.く刻んだミックスナッツとバニラエッセンスを(3)に加えてさらに混ぜる。
5.ふるった粉を(4)に入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜたら型に流し入れる。表面をらしたら中央に縦長のくぼみをゴムべらでつける。
6.オーブンに入れ、170℃で40分焼く。真ん中に竹串をして生地がくっついてこなければ焼き上がり。
7.型から外して荒熱をさまし、クッキングシートをはがす。


【解答一覧】

(1)
RECIPI     → RECIPE
(2)ケーキ  → ケーキ
(3)いておく → いておく
(4)熱 → 
(5)ボール(2箇所)→ ボウル
(6)く刻んだ → く刻んだ
(7)らしたら → す/
(8)竹串をして→ 竹串をして
(9)熱 → 

3.練習問題 解説

(1)RECIPI     → RECIPE
スペルミスです。読みに惑わされないようにしましょう。

(2)ケーキ  → ケーキ
「形」と「型」の混同は非常に多いので、使い分けを整理しておきましょう。

「形」…物の姿や格好。形状。かたち。「洋服の―が崩れる」「髪の―をととのえる」。/ 名詞の下に付いて、その物に似たかたちをしていることを表す。「卵―」「ピラミッド―」。
「型」…ある物のかたちを作り出すためのもの。鋳型、型紙などの類。「石膏(せっこう)で義歯の―を取る」。/ 名詞と形容詞の語幹の下に付いて、ある性質・特徴・形式をもっていることを表す。「最新―」「ハムレット―」。

(4)
熱 → 
「余熱」…冷めきらない熱気。
「予熱」…前もって加熱。

(5)ボール
(2箇所)→ ボウル
読みに惑わされないようにしましょう。

(6)
く刻んだ → く刻んだ
「荒い」と「粗い」の混同も多いので、使い分けを整理しておきましょう。

「荒い」…動きが大きく激しい。「波が―・い」「呼吸が―・い」。/ 性格や言動にやさしさがなく粗暴である。激しい。「気性の―・い馬」「言葉が―・い」。
「粗い」… すきまが大きい。また、粒が大きくざらざらしている。細かでない。「目の―・い網」「粉のひき方が―・い」。/ 手触りがなめらかでない。すべすべしていない。「きめの―・い肌」。

(7)らしたら → す/
「たいらにする」「平均する」の意味の『ならす』の漢字は「均す/平す」になります。ですが、カタログや雑誌で使用するなら、読者のことを考えて漢字でなく『ならす』とひらがなで表記しておいたほうが親切です。

(9)熱 → 
「粗熱」煮たり焼いたりした直後の、手でさわれない熱さ。素材を加熱調理した直後の熱い鍋やフライパンなどを、濡れ布巾の上に置く、氷水につける、そのまま放置するなどして、次の調理がしやすくなるよう、大ざっぱに素材を冷ます。

※解説文の一部は「コトバンク」を参照

4.練習問題 解説:ポイント

ポイント

今回の料理レシピの問題は、漢字の使い分けや誤字などがメインでしたが、実際は【材料】や【調理方法】にも注意する必要があります。

その【材料】を使って、記載された【調理方法】で料理がちゃんと完成できるかどうかです。

・足りない材料はないか?
用意された材料を全部使用しているか?
・調理方法が、抜けていないか?
・その手順通りで、ちゃんと料理が作られるか?
・完成写真やイラストがあれば、材料と対応しているか?

たとえば、カレーを作るなら、材料としては、ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、お肉などですが、完成写真にじゃがいもが映っているのに、材料にじゃがいもが記載されていなかったりすることがあります。
また、材料をカットする手順が抜けていて、いきなりカットされた材料が登場してくることもあります。

料理レシピの校正は、実際に料理して確かめるわけにもいきませんので、頭の中で料理している様をイメージしてやらなければいけません。こういった想像力も校正には必要になってきます。


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