
目 次
ビジネスメールの締めの一行・結びの例文集|社内外・目上で使い分けるコツ
メールの締めの文は、「相手」と「目的」を考えて使い分けます。
・相手で使い分ける場合
→ 社内、社外、上司、同僚、取引先、顧客、初回連絡、目上など
・目的で使い分ける場合
→ 通常、確認、対応依頼、検討依頼、返信・回答依頼、期限付き、急ぎ、添付資料、承認、修正確認など
1. ビジネスメールの締めの一行:早見表
A. 社内向け
| 目的/相手 | 上司 | 同僚 |
|---|---|---|
| 通常 | よろしくお願いいたします。 | よろしくお願いします。 |
| 継続案件 | 引き続きよろしくお願いいたします。 | 引き続きよろしくお願いします。 |
| 確認 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 | ご確認お願いします。 |
| 対応依頼 | ご対応のほど、よろしくお願いいたします。 | ご対応お願いします。 |
| 検討依頼 | ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 | ご検討お願いします。 |
| 返信依頼 | ご返信いただけますと幸いです。 | 返信をお願いします。 |
| 期限付き | 〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 | 〇月〇日までに返信をお願いします。 |
| 急ぎ | 至急ご確認いただけますと幸いです。 | 急ぎで確認をお願いします。 |
| 急ぎでない | ご都合のよいタイミングでご確認いただけますと幸いです。 | お手すきの際に確認をお願いします。 |
同僚向けのメールでは、上司向けほど改まる必要はありませんが、丁寧な表現を使っても問題ありません。特に、他部署の相手や正式な業務連絡では、「よろしくお願いいたします」などを使うと自然です。ただし、親しい同僚にはやや堅く感じられる場合があるため、相手との関係性に応じて調整します。
B. 社外向け
| 目的/相手 | 取引先 | 顧客 | 初回連絡・新規相手 | 目上・重要な相手 |
|---|---|---|---|---|
| 通常 | 何卒よろしくお願いいたします。 | 何卒よろしくお願いいたします。 | 何卒よろしくお願い申し上げます。 | 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 継続関係 | 引き続きよろしくお願いいたします。 | 今後ともよろしくお願いいたします。 | 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 | 引き続きご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
| 確認 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 | ご確認いただけますと幸いです。 | ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 対応依頼 | ご対応のほど、よろしくお願いいたします。 | 恐れ入りますが、ご対応いただけますようお願いいたします。 | ご対応いただけますと幸いです。 | ご対応のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 検討依頼 | ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 | ご検討いただけますと幸いです。 | 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。 | 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。 |
| 返信依頼 | ご返信いただけますと幸いです。 | ご返信いただけますと幸いです。 | ご返信いただけますと幸いです。 | 恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。 |
| 期限付き | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
社内の通常メールでは、「よろしくお願いいたします。」で十分です。
社外や目上の相手には、「よろしくお願い申し上げます。」が適しています。
| 使用場面 | 表現 |
|---|---|
| 標準的で丁寧 | よろしくお願いいたします。 |
| より改まって丁寧 | よろしくお願い申し上げます。 |
2. メールの締めの文で気を付けておきたいこと
①「お願いいたします」が基本
「お願いいたします」の「いたします」は補助動詞として使われているため、ビジネス文書ではひらがなで書くのが一般的です。「お願い致します」と漢字にしても誤りではありませんが、やや硬い印象になるため、メールの締めの文では「よろしくお願いいたします」に統一すると自然です。
②「何卒」は多用しない
「何卒」は、相手に強くお願いしたい気持ちを丁寧に伝える表現です。ただし、同じメール内で何度も使うと、文章全体が重くなったり、必要以上にかしこまった印象になったりします。誤りではありませんが、通常のビジネスメールでは、1通につき1回程度にとどめると自然です。基本的には、締めの文で「何卒よろしくお願いいたします」と使う程度で十分です。
③「申し上げます」は社外・目上向け
「申し上げます」は、「いたします」よりも一段丁寧で、より改まった印象を与える表現です。そのため、社内の通常メールでは「よろしくお願いいたします」で十分ですが、社外の相手や目上の方、初回連絡、重要な依頼などでは「よろしくお願い申し上げます」を使うと丁寧です。ただし、日常的な社内メールで使うとやや堅く感じられる場合があるため、相手や場面に応じて使い分けるのが自然です。
3.「社内向け」と「社外向け」で使い分ける
A. 社内向け
社内メールでは、社外ほど格式ばる必要はありません。ただし、相手が上司・同僚のどれに当たるかで、丁寧さを調整します。
① 上司宛
上司には、簡潔でありながら失礼のない表現が適しています。くだけすぎず、基本的には「お願いいたします」を使うと無難です。
■ 通常
| 使用場面 | 表現 |
|---|---|
| 通常の締め | よろしくお願いいたします。 |
| 継続中の案件 | 引き続きよろしくお願いいたします。 |
| 少し改まった依頼 | 何卒よろしくお願いいたします。 |
| 依頼を含む場合 | お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 |
■ 確認
| 資料・内容の確認依頼 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 |
| やわらかく確認を依頼したい場合 | ご確認いただけますと幸いです。 |
| 修正確認を依頼する場合 | ご確認いただき、修正点等ございましたらお知らせください。 |
| 承認依頼を含む場合 | ご確認いただき、問題なければご承認いただけますと幸いです。 |
■ 対応依頼
| 作業・処理を依頼する場合 | ご対応のほど、よろしくお願いいたします。 |
| 手間のかかる依頼 | お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 |
| 丁寧に依頼したい場合 | 恐れ入りますが、ご対応いただけますと幸いです。 |
■ 検討依頼
| 提案・申請の検討依頼 | ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 |
| やわらかい検討依頼 | ご検討いただけますと幸いです。 |
| 提案を控えめに伝える場合 | ご一考いただけますと幸いです。 |
■ 返信・回答依頼
| 返信が必要な場合 | ご返信いただけますと幸いです。 |
| 標準的な返信依頼 | ご返信のほど、よろしくお願いいたします。 |
| 日程調整 | ご都合をお知らせいただけますと幸いです。 |
| 期限付きの返信依頼 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
② 同僚宛
同僚には、丁寧すぎず、自然で分かりやすい表現が向いています。
関係性が近い場合は、少しくだけた表現でも問題ありません。
■ 通常
| 使用場面 | 表現 |
|---|---|
| 同僚向けの基本 | よろしくお願いします。 |
| やや丁寧にしたい場合 | よろしくお願いいたします。 |
| 継続中の案件 | 引き続きよろしくお願いします。 |
| 他部署・少し距離がある同僚 | 引き続きよろしくお願いいたします。 |
■ 確認
| 通常の確認依頼 | ご確認お願いします。 |
| 同僚向けの基本 | ご確認よろしくお願いします。 |
| 簡潔に伝えたい場合 | ご確認ください。 |
| やわらかく依頼する場合 | 確認してもらえると助かります。 |
| 修正確認を依頼する場合 | 修正点があれば教えてください。 |
■ 対応依頼
| 通常の対応依頼 | ご対応お願いします。 |
| 簡潔な依頼 | 対応をお願いします。 |
| 少し配慮を添える場合 | お手数ですが、対応をお願いします。 |
| やわらかく依頼する場合 | 対応してもらえると助かります。 |
■ 検討依頼
| 通常の検討依頼 | ご検討お願いします。 |
| やわらかく依頼する場合 | 検討してもらえると助かります。 |
| 軽めの検討依頼 | 一度確認・検討をお願いします。 |
■ 返信・回答依頼
| 返信が必要な場合 | 返信をお願いします。 |
| 少し丁寧な返信依頼 | ご返信お願いします。 |
| 期限付きの返信依頼 | 〇月〇日までに返信をお願いします。 |
| 日程調整 | 都合のよい日程を教えてください。 |
| 確認後の連絡依頼 | 確認後、連絡をお願いします。 |
B. 社外向け
社外メールでは、社内よりも丁寧な表現を使います。社外はさらに、取引先・顧客・初回連絡・目上の相手などに分けると整理しやすくなります。
① 取引先
継続的なやり取りがある相手には、丁寧でありながら過度に重すぎない表現が適しています。
■ 通常
| 使用場面 | 表現 |
|---|---|
| 社外向けの基本 | 何卒よろしくお願いいたします。 |
| やわらかい印象にしたい場合 | どうぞよろしくお願いいたします。 |
| 継続中の案件 | 引き続きよろしくお願いいたします。 |
| 継続的な関係を意識する場合 | 今後ともよろしくお願いいたします。 |
■ 確認
| 資料・内容の確認依頼 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 |
| やわらかい確認依頼 | 内容をご確認いただけますと幸いです。 |
| 確認後に返信が必要な場合 | ご確認のうえ、ご返信いただけますと幸いです。 |
| 添付資料・書類を送付した場合 | ご査収のほど、よろしくお願いいたします。 |
■ 対応依頼
| 通常の対応依頼 | ご対応のほど、よろしくお願いいたします。 |
| 相手に手間をかける場合 | お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 |
| 丁寧に依頼したい場合 | ご多忙のところ恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 |
■ 検討依頼
| 提案・条件などの検討依頼 | ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 |
| やわらかい検討依頼 | ご検討いただけますと幸いです。 |
| 改まった検討依頼 | 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。 |
■ 返信・回答依頼
| 返信が必要な場合 | ご返信いただけますと幸いです。 |
| 標準的な返信依頼 | ご返信のほど、よろしくお願いいたします。 |
| 期限付きの返信依頼 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
| 日程調整 | ご都合をお知らせいただけますと幸いです。 |
② 顧客向け
顧客向けでは、取引先よりもやや丁寧で、相手への配慮が伝わる表現が適しています。
■ 通常
| 顧客向けの基本 | 何卒よろしくお願いいたします。 |
| 継続利用・継続関係 | 今後ともよろしくお願いいたします。 |
| 販売・サービス系の改まった締め | 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。 |
| 丁寧な継続挨拶 | 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 |
■ 確認
| 通常の確認依頼 | ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 |
| やわらかい確認依頼 | 内容をご確認いただけますと幸いです。 |
| 承認を求める場合 | ご確認いただき、問題なければご承認いただけますと幸いです。 |
■ 対応依頼
| 丁寧な対応依頼 | 恐れ入りますが、ご対応いただけますようお願いいたします。 |
| 手間をかける依頼 | お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 |
| 改まった依頼 | ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
■ 返信・回答依頼
| 通常の返信依頼 | ご返信いただけますと幸いです。 |
| 日程調整 | ご都合をお知らせいただけますと幸いです。 |
| 期限付きの返信依頼 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
③ 初回連絡・新規相手向け
初めて連絡する相手には、やや改まった締めの文が適しています。
■ 通常
| 初回連絡の基本 | 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 今後の関係を意識する場合 | 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 少しやわらかくしたい場合 | どうぞよろしくお願いいたします。 |
■ 検討依頼
| 通常の検討依頼 | ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 |
| 改まった検討依頼 | 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。 |
| 控えめな提案 | ご一考いただけますと幸いです。 |
■ 返信・回答依頼
| 返信を求める場合 | ご返信いただけますと幸いです。 |
| 日程調整 | ご都合をお知らせいただけますと幸いです。 |
| 期限付きの返信依頼 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
④ 目上・重要な相手向け
役職者、重要顧客、正式な依頼先などには、より丁寧な表現を使います。
■ 通常
| 改まった締め | 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 継続関係を丁寧に示す場合 | 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| かなり格式の高い表現 | 引き続きご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
■ 確認・検討・対応依頼
| 確認 | ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 対応 | ご対応のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| 検討 | 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。 |
| 返信 | 恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。 |
<ポイント>
「ご高配を賜りますよう」はかなり格式が高いため、通常のメールではやや重く感じられる場合があります。一般的な社外メールでは、「何卒よろしくお願いいたします。」で十分丁寧です。
4. 目的・状況別に使い分ける
① 添付資料がある場合
| ■ 社内 | 添付資料をご確認ください。 |
| ■ 社内・丁寧 | 添付資料をご確認いただけますと幸いです。 |
| ■ 社外 | ご査収のほど、よろしくお願いいたします。 |
| ■ 社外・やわらかめ | 添付資料をご確認いただけますと幸いです。 |
<ポイント>
「ご査収」は、添付資料や書類を送るときに使います。本文だけを確認してほしい場合には、「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」のほうが自然です。
② 承認が必要な場合
| ■ 上司 | ご確認いただき、問題なければご承認いただけますと幸いです。 |
| ■ 同僚 | 問題なければ承認をお願いします。 |
| ■ 社外 | ご確認いただき、問題なければご承認いただけますと幸いです。 |
③ 修正点を確認してほしい場合
| ■ 上司 | ご確認いただき、修正点等ございましたらお知らせください。 |
| ■ 同僚 | 修正点があれば教えてください。 |
| ■ 社外 | ご確認いただき、修正点等ございましたらお知らせください。 |
④ 期限がある場合
| ■ 上司 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
| ■ 同僚 | 〇月〇日までに返信をお願いします。 |
| ■ 社外 | 恐れ入りますが、〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 |
<ポイント>
期限がある場合は、「お早めに」ではなく「〇月〇日までに」と明記したほうが親切です。
⑤ 急ぎの場合
| ■ 上司 | ご多忙のところ恐れ入りますが、至急ご確認いただけますと幸いです。 |
| ■ 同僚 | 急ぎで確認をお願いします。 |
| ■ 社外 | ご多忙のところ恐れ入りますが、至急ご確認いただけますと幸いです。 |
<ポイント>
社外や上司に対して「至急」を使う場合は、やや強く響くことがあります。可能であれば、次のように期限を添えると丁寧です。
(例)「恐れ入りますが、〇月〇日〇時までにご確認いただけますと幸いです。」
⑥ 急ぎではない場合
| ■ 上司 | ご都合のよいタイミングでご確認いただけますと幸いです。 |
| ■ 同僚 | お手すきの際に確認をお願いします。 |
| ■ 社外 | ご都合のよいタイミングでご確認いただけますと幸いです。 |
⑦ 相手に負担をかける場合
| ■ 上司 | お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 |
| ■ 同僚 | お手数ですが、よろしくお願いします。 |
| ■ 社外 | お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。 |
おわりに
メールの締めの文は、相手との関係性や依頼内容に合わせて選ぶことが大切です。
社内であれば簡潔で分かりやすい表現、社外や目上の相手であれば丁寧で配慮のある表現を選ぶと、失礼なく自然な印象になります。また、確認・対応・返信・承認など、相手にしてほしい行動がある場合は、締めの文でも目的を明確にすると伝わりやすくなります。
迷った場合は、まず「よろしくお願いいたします。」を基本にし、相手や場面に応じて「何卒よろしくお願いいたします。」「よろしくお願い申し上げます。」などに調整するとよいです。
締めの文を適切に使い分けることで、文章全体が整い、好印象を与えるメール文になります。








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