頻出!校正間違いあるある 14選

よく見かける間違い

校正をしていると、色々な間違いを目にすることがあると思います。間違いの中でも、よく起こる間違いをピックアップしてみました。

これから校正を目指す方、初心者の方も、こんな間違いがあるんだ、ということだけでも頭の片隅に置いておけば、いつかどこかで役立つかもしれません。

これらのよく見かける間違いは、書籍のような文章がメインのものもあれば、画像やイラストなど色々な要素がページ内に組み込まれているものの例もあります。

イメージとしては、ファッション誌や旅行雑誌、カタログなどを想像してもらえると分かりやすいかと思います。

頻出間違い14選

(1)レイアウト変更の指示が入り、写真や表・図の位置が変更したが、文章内の「左写真」「下表参照」「右図参照」などは、変更の指示がなく、元のママになっている。

写真や図表の位置変更は、文章量やデザイン的な都合でよく変えられることがあります。

表や図は、文章内にその説明がされていることが多く「下表参照」「右図参照」など表や図の位置を指している場合があります。

そのため、レイアウト変更の指示があった場合は、付近の文章内にこのような文字がないかを確認しましょう。

(2)日本語版を英語版に変更したが、図やイラスト内に日本語が残っている。

カタログなどは、多言語(英語、中国語、ドイツ語、フランス語など)に翻訳されることが多くあります。

その際、日本語の文章は一目瞭然、翻訳されているわけですが、図やイラストなどの細かいところまでは気づかず、日本語が残っており翻訳し忘れのことがあります。

(3)テキスト流し込み時に、上付き・下付き・斜体・太字などの設定が取れる。

Wordなどのテキストの段階では、上付き・下付き・斜体・太字などの設定がされています。ですが、DTPでテキストを流し込んだ際に、そのスタイルの設定が取れることがあります。

特に、単位系の間違いは多く、「」などが「cm3」になっていることはよくあります。

(4)写真内の商品の色変更(例えば、赤から青に)になったが、写真のキャプションには「赤色」という文字がそのままになっている。

色が数色ある商品は、一つの色の商品だけ撮影をして、あとはPhotoshopなどで色変更することが多いです。

画像内の色変更があった場合、その付近のキャプションや文章とも対応がなされているかも確認しましょう。

(5)写真内の人物が付けているIDカードや名札の名前が映っている。車のナンバープレート、家の表札なども注意。

個人を特定しうる情報は、文字をボカすか消すなどの画像処理を施します。そのため、画像内の細部にまで目を配りましょう。

キャラクター商品が映っている場合も画像加工する場合があります。

(6)文字と断ち切り線の間に余白が少ない。

ゲラで見る場合は、ドブ幅や紙の余白があるので気づきづらいですが、実際は、断裁されますので、断ち切り線ギリギリに文字や画像などがある場合は、文字や画像が欠けてしまう恐れがあります。

適度な余白が確保されているかを確認しましょう。

(7)注釈の削除や追加によって、注番号が番号順になっていない。

電化製品のパンフレットなどでよく見かける「※1、※2、※3」。これらは、誌面の下に小さな文字で注釈として補足説明されています。

例えば、「※2」が削除され場合、「※3」が繰り上がって「※2」に変更しないといけませんが、そのママになっていることが多いです。「※」付きの文字が小さいために見落としがちになるのでしょう。

また、誌面下の注釈も文字が小さいため、本文中の「※2」が削除されたが、誌面下の「※2」の注釈文が残っているという場合もよくあります。

(8)日付と曜日の不一致

原稿に修正指示があれば、赤字を信じず必ずカレンダーで正しいか確認しましょう。
(例)2019年9月8日(

この場合、日付が正しいのか『9月8日()』、曜日が正しいのか『9月9日(月)』、校正側では判断がつきませんので、ギモン出しをしましょう。

(9)税抜きと税込みの計算が合わない。

手書きの指示の場合は、赤字を信じず電卓で確認しましょう。
(例)10,000円(10,900円)

※最近は、「10,800円(税込)」のような表示が多くなりましたが、まだまだこの手の間違いはよく見かけますので注意しましょう。

(10)金額などの位取りのカンマ(,)がピリオドになっている。あるいは、位置が違う。

位取りカンマの位置が間違っている場合はすぐに気づきますが、ピリオドになってる場合は、気づきづらいですので要注意です。
(例)位取りカンマの位置が違う:100,00円
   ピリオドになっている:10.000円

(11)「日時」とあるのに日にちしか書かれていない(時間がない)。

(例)開催日時:9月8日

(12)文章の書体の一部分だけ違う書体になっている。

書体変更の際に、オペレーターが選択範囲を間違ったのでしょう。特に、文頭文末は注意しましょう。

(13)英語のスペルミス(例:単数ー複数ー単数所有格ー複数所有格の使い分け)

・lady  ladies  lady's  ladies'
・man  men  man's  men's
・woman  women  woman's  women's
※「ladies'」の場合のアポストロフィーの位置に注意。レディーズウェアのスペルは「ladies' wear」が正。

単純な英単語になるほど、うっかりミスが多いので、スぺルは辞書でしっかりと確認しましょう。

(14)カレンダーなどで英語の月名が略されている場合の注意。

「Jan.」「Feb.」…は単語が省略されていますので、それを意味するピリオドが必要ですが、5月は省略されないため「May.」となることはありません。
ピリオドは省略を意味するのでMayには不要です。

カレンダーはどの雑誌でも掲載されていることが多いので、特に注意が必要です。

おわりに

後半は、文字系の間違いになってしまいましたが、これらは媒体問わずよくある間違いです。

校正する媒体により頻度も変わってきますが、覚えておいて損はないと思いますので参考にしてみてください。