校正・校閲の練習問題でスキルアップ

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校正・校閲/ライター向け練習問題

校正・校閲用の練習問題を作るとき、実際に起こった間違いだけを出題するだけでなく、「こういう間違いがあるだろう」と想定して問題を作ることが多いです。

この考え方は、実務で校正するときに、「こういう間違いが起こるかもしれない」 という目線に変わり役立ちます。

そのため、練習問題を作る側(間違いを推測する側)に立ってみるのも成長の一歩です。

また他の校正者と問題を出し合うと、不思議と似たような問題が出てきます。そういうよくある間違いを見つけ出し、一つずつ吸収していくことも着実に成長へと繋がっていきます。

1:練習問題 <問題>

問題

|ステンレス棚の施行方法|

梱包内容 ※梱包内容がすべてそろっているか、ご確認ください。
1…支柱ⅹ4、♯2…天棚受ⅹ2、♯3…棚板ⅹ5、♯4…ビームⅹ4、♯5…中棚受ⅹ8、♯6…ベースプレートⅹ4、♯7…ナイロンプッシュⅹ8

1.柱枠の組立て

ベースプレ-トを取り付けた支柱2本を、向かい合わせに床に置き、中棚受をはめ込みます。
最下段は下から2つ目と3つ目の角孔にはめ込んでください。
※支柱の角孔は台形をしており、短編側が下になるようにします。

2.ビームの取り付け

左右の柱枠を立て、2つをつなぐようにビームを下段からはめ嵌め込みます。木のハンマー等で軽くたたいたあと、ナイロンプッシュを差し込んでください。上段も同様です。
※強くたたきすぎるとビームを痛める場合がありますので、ご注意ください。
※ナイロンプッシュの差し込み部の太さと、取付穴の直経は、ほぼ一致していますが、差し込む時にきつく感じることがあります。奥までしっかりと差し込んでください。

3.天棚受の取り付け

支柱から1つ目の角孔に天棚受をはめ込みます。これで棚枠の完成です。垂直・水平を確認してください。

4.棚板の取り付け

棚板を前面より、傾けながら入れます。完成です。
※商品改良のため、予告なく使用を変更する場合がありますのでご了承ください。
※本説明書は「ステンレス棚」のものです。「ウッド棚」「ガラス戸棚」「化粧版カラーボックス付スチール棚」については各商品に添付されている説明書をご確認ください。

2:練習問題 <解答>

解答

|ステンレス棚の施工方法|

梱包内容 ※梱包内容がすべてそろっているか、ご確認ください。
#1…支柱×4#2…天棚受×2#3…棚板×5#4…ビーム×4#5…中棚受×8#6…ベースプレート×4、#7…ナイロンプッシュ×8

1.柱枠の組立て

ベースプレトを取り付けた支柱2本を、向かい合わせに床に置き、中棚受をはめ込みます。
最下段は下から2つ目と3つ目の角孔にはめ込んでください。
※支柱の角孔は台形をしており、短辺側が下になるようにします。

2.ビームの取り付け

左右の柱枠を立て、2つをつなぐようにビームを下段からはめ嵌め込みます。木のハンマー等で軽くたたいたあと、ナイロンプッシュを差し込んでください。上段も同様です。
※強くたたきすぎるとビームを傷める場合がありますので、ご注意ください。
※ナイロンプッシュの差し込み部の太さと、取付穴の直径は、ほぼ一致していますが、差し込む時にきつく感じることがあります。奥までしっかりと差し込んでください。

3.天棚受の取り付け

支柱から1つ目の角孔に天棚受をはめ込みます。これで棚枠の完成です。垂直・水平を確認してください。

4.棚板の取り付け

棚板を前面より、傾けながら入れます。完成です。
※商品改良のため、予告なく仕様を変更する場合がありますのでご了承ください。
※本説明書は「ステンレス棚」のものです。「ウッド棚」「ガラス戸棚」「化粧板カラーボックス付スチール棚」については各商品に添付されている説明書をご確認ください。

[解答一覧]

 1. → 施
 2.シャープ()  → 番号記号(#
 3.エックス()  → かける(×
 4.ダーシ()   → 音引き(
 5.編  → 短
 6.める → める
 7.  → 

 8.使用
  → 仕様
 9.
化粧版 → 化粧

3:練習問題 <解説>

解説

1. → 施

「施行」… 実際に行うこと。政策・計画などを実行すること
「施工」… 工事を行うこと

2.シャープ()→ 番号記号(#

「シャープ(♯)」は、音楽の楽譜等で使用され、半音あげる変化記号を意味するものです。
「番号記号(#)」は、番号を示す数字の前に置かれる記号です。No.(ナンバー)と同じ意味です。

2つの見分け方として、
「シャープ(♯)」は、横線が斜めになり縦線はまっすぐなのに対し、「番号記号(#)」は、横線がまっすぐで縦線が斜めになっているところです。

3.エックス()→ かける(×
4.
ダーシ() → 音引き(

かける(×)や音引き(ー)と、字形のよく似たエックスやハイフン、ダーシが間違って入っていることがあります。これらの区別は、ゴシック系のフォントだと見分けるのが難しいですが、明朝系のフォントだと見分けがつきやすいです。

5.編 → 短
8.使用
 → 仕様

「短辺/短編」「仕様/使用」は、どちらもよく使用する熟語です。変換ミスが頻繁に見られる同音異義語です。

6.める → める

「痛める」… 体の損傷や心の苦痛などに使用
「傷める」… 器物の破損などに使用

7.  → 直
9.
化粧 → 化粧

「経/径」「版/板」は、部首が違うだけの字形の似た文字です。どれもよく使用される漢字になります。うっかり見落としてしまう可能性が高いので注意すべきものです。